「 瓜食む記-子供との日々 」

 

奈良の南の 入り口で夫婦子一人の生活をしています。ぼくが自由業のため子どもと過ごす機会の多い日々です。
「瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来りしものそ まなかひに もとなかかりて 安眠しなさぬ」
は山上憶良が子どもを思って詠んだ有名な歌ですが、毎日が瓜食むような日常を綴っていきたいと思います。






「 いつものもしも、子供の防災 」

子供と生活をしていると、非常時はどうしたらいいんだろうなあとときどき思います。

どこに逃げればいいんだろう、とか、

なにを備えておけばいいんだろう、とか、まずはどうやって生き延びよう、とか。


この前の地震のとき、うちはちょうど、家族で家を出ようとしているところでした。
子供の方が親よりも先に外に出ようと玄関で靴を履いて待っているときにガタッと来たので、ぼくが慌てて扉を開けて、三人で玄関で待機しました。うちは大型マンションに住んでいるので、ひとまず倒壊というよりも、ガラスのない玄関の方が安全そうでした。

揺れがおさまるのを待って、マンションは火事とかそっちの方が怖いので、とるものもとりあえず、財布を持って、雨が降っていたので雨具を着て、とりあえず玄関にあった自転車のヘルメットを子供にかぶせて外に出ました。
エレベーターはもちろんNGなので、階段で。

あと少し時間が違ったら、エレベーターに乗っていたところかもしれないので、あとで気がついてゾッとしました。
家族で浮き足立ちながら、とりあえず屋外へ。


本当なら非常持ち出し袋とかそういうものを持って出て然るべきなのかもしれませんが、まあ、持って出られませんでした。貴重品だけでも持って出やすい玄関に置いておけばいいのかなと思いますが、防犯上どうなんだろうとか、よく分かりません。

非常持ち出し袋に水を、と必ず書いてあって、それはもちろんそうなんですが、水を持つと一気に荷物が重たくなるので、本当にいざというときは置いていってしまいそうな気が自分はします。
たっぷり水の入った袋と子供と妻を連れて、逃げられる自信がありません。





揺れはしましたが、うちはそれほど、物が落ちるほどではなかったので、外に出るとあたりはふだんどおりでした。
ふだんどおり、通勤や通学に向かう姿がちらほら。

ぼくたちも、この地震がどういう状況なのかもよく分からないし、このまま待機するほどでもないかな、という感じだったので、そのまま駅に向かいました。ぼくは仕事、妻は子供を園まで連れて行きます。

駅に着くと、案の定、というのか、電車は全部止まっていました。
しばらく駅の前で待って様子を見ていましたが、子供は退屈してくるし、電車が動くのはどうもいつになるのか分からないようなので、ぼくの仕事はキャンセルになり、妻が園に電話をすると、今日は休園になったという返事。
家族三人、休日が突然降ってわいて、そのまま家に帰って来ました。
ぼくと妻は雨の降るなか、とぼとぼと歩いていましたが、レインコートとヘルメットの子供はいつもどおり楽しそうな様子で、「見てー、なめくじ、大きいのと小さいのと三匹」と壁にはりついたなめくじをつついたりしていました。
でも、こういうときって、時間はあっても、何も手につかないものですね。


せっかく、思ってもみない家族の休日ができたので、エンジョイすればいいような気もしますが、そういう気にもなれません。

何をするにも落ち着かない感じで、非常用品を点検したり、アウトドアの荷物を片づけたりしていると、子供がテントを見つけ出して、家の中にテントを立てさせられました。
すると今度は、テントの中にマットと寝袋を持ち込んで寝そべったり、ポールにランタンをつり下げたり、テントの中にお手紙を郵送したり、すっかりおうちアウトドアを満喫していました。

しかし、しばらくするとそれにも飽きて来たので、園で食べるはずだった弁当を持って、雨の止んだ公園で、家族三人食事にしました。この日は地震だけでなくて、風も強い変な天気で、地面に敷いたレジャーシートがバサバサ飛ばされそうになったり、どうにも不穏な一日でした。




というわけで、子供の防災のこととか、考えてみたりしますが、結局、いつもと同じ行動しか出来ないな、というのがいつもの結論です。

日常と非日常に特別な境があるわけではなくて、何かあったからといって、特別な行動が出来るわけではない、といつも思います。当たり前の結論で恐縮ですが、いつものもしも、それに勝るものはありません。だから、何が言いたいかというと、山へ行こうということです(笑)。
非日常の行動をふだんから取れるようにするには、日常で非日常を経験しておくのがいいんだろうな、と思います。ぼくが山に行くのは、別に防災目的ではじまったわけではないんですが、山に行くと、防災の全部が詰まっているなあと思います。生活術とか、持ち物とか、対自然を相手にするとか。中途半端な防災グッズをそろえるよりも、山の道具の方が絶対に役に立ちます。


子供が生まれて、しばらく山遊びを中断していましたが、
そろそろ子供も落ち着いてきたので、
この夏、子供も連れて行きたいなと計画をしています。






 

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