最高級吉野杉箸と三輪素麺の贈り物 / KAMISUGI×KOTOBUKI
歴史ある奈良からの贈り物[ KAMISUGI(吉野杉箸)× KOTOBUKI(三輪素麺)]です。
大和の一宮、大神(オオミワ)神社は、三輪山にお鎮まりになられた国造りの神「大物主」を御祭神として古くから神様の中の大神様として尊ばれてきました。その境内には途中から二股に分かれる「巳の神杉」という大きな杉の古木があり、根元のほこらには大物主の化身である白蛇が棲むと言い伝えられています。
時は奈良時代。大物主の神示により三輪の地に適した小麦の栽培が始まりました。こうして小麦と三輪の清流とで素麺作りが始まったとされ、今なお大物主は素麺作りの守護神として厚くお祀りされています。
千本桜で有名な吉野山の麓にある下市町。南北朝時代、この町に住んで居た里人が、吉野の宮に身を置いておられた後醍醐天皇に吉野杉で作った箸を献上したところ、それから朝夕ご愛用なさったと伝えられています。それから現在に至るまで、この町には吉野杉箸作りが伝統産業として息づいています。
製箸に使用されるのは、節が少なく柾目の美しい高級建材として有名な吉野杉。丸太から四角い建材を切り取ったあとの、残りの部分がその材料になります。中心に近い赤身は香りも良く箸の材料としては希少で、高級箸に使用されます。KAMISUGI箸は、この吉野杉の赤身を用い、大神神社の「巳の神杉」を象っています。「使いやすく、食事を美味しく安心して食べられる箸」を製造し続けてきた絹谷商店が三輪の寿を美味しく召し上がっていただくためだけに誂えた最高級吉野杉箸です。
日本の麺食文化のルーツを遡ると三輪そうめんに辿り着きます。それは今から一二〇〇年以上も前のこと。それが、江戸時代に「お伊勢参り」の道中に大神神社に立ち寄った旅人達の舌をよろこばせ、技法とともに播州、小豆島、島原へと伝えられました。
三輪そうめん松田の「三輪の寿」は、毎日の気候に合わせた食塩と最高級小麦粉、三輪の清水と丁寧に細く延ばす職人の腕、先祖代々受け継がれた技の結晶によって作られます。また、奈良盆地を囲む緑の垣のような美しい山並みの中にある三輪山から、真冬に吹き降ろす冷たく澄んだ風が、絹糸のような本場手延べ三輪そうめんには欠かせません。丹念に熟成させ、極寒期にわずかしか出来ない希少な「三輪の寿」は、ひときわ細くのどごしの良い、まさに三輪でしかなし得ない最高級そうめんです。(四枚目写真/左側が一般的な素麺、右が三輪の寿)
最高のものを揃えましたので、おツユやお出汁も出来れば手づくりして召し上がっていただきたいという想いから既製のパックつゆは敢えて添付しておりません。小さな封筒の中には、大神神社の神杉、吉野杉箸、三輪素麺、それぞれの説明と、つけツユ、煮麺のお出汁の作り方を記載した冊子を収めております。
「KAMISUGI × KOTOBUKI」は、有形無形の奈良の良いものをひと箱にととのえた、大切な方への贈り物です。贈り主様のお気持ちを先様に丁寧にお届けいたします。
・吉野杉箸/吉野杉 三輪素麺/小麦、塩、水
・セット内容/吉野手漉き和紙巻き最高級吉野杉箸2膳、最高級三輪素麺5束
・保存方法/高温多湿の場所を避け、常温で保存してください。