日本の六古窯の一つ備前焼。森本仁さんはご自分で庭造りなどもされながら、美しい自然に囲まれた作業場で日々、土に向き合っておられます。炎の芸術と言われる備前焼を焼かれる登り窯はお爺様とお父様とが手作りされたもの。この窯への火入れは年に一度程度で、火入れは千点の作品を入れて昼夜寝ずの火の管理が続く一大イベントです。登り窯で焼くための備前焼作品を作り貯める傍、灯油窯で製作しておられるのが釉薬仕上げの器と、ご自身が「白花」と名付けられた、備前焼の粘土を灯油窯で焼き締められた作品です。備前焼というと炎の当たり方や灰の落ち方であらわれ出る朱、橙、茶、の独特のグラデーションの焼き物です。使われる粘土は備前田んぼの下深くにある粘土層。とても滑らかできめ細かな薄グレーの素材なのです。この「白花」は、その素材のままの色に近い作品と言えるかもしれません。マットな表面と硬く焼き締められた質感が、彫刻を学んでおられた森本さんが成形される作品に、絶妙な陰影をもたらします。オブジェの美しさを兼ね備えた道具。そんな風に思います。もちろん、日々の暮らしに気持ち良く使っていただけるようにと、自ら茶に親しむ森本さんの小さな気遣いも活かされています。注ぐ際に落とす不安のないようにしっかり差し込める蓋もその一つです。こちらのポットは背の高いデザインで、急須のみならずコーヒーポットにもおすすめ。ドリッパーを乗せて直接落とされても良いと思います。日本茶に、紅茶に、コーヒーに。眺めているだけでも美しいポットは、暮らしの楽しみを膨らませてくれそうですね。 ※手作りの作品となりますので、現品一点限りとなります。
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商品到着後3日以内にご連絡ください。
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