Classic Ko / Doll face free-ring / リング
石川県の加賀地方で120年以上続く蒔絵工房「大下香仙工房」が制作するジュエリーブランドClassic KO(クラシック コー)のリング。
日本独自に発達した漆芸の代表的な技法「蒔絵(まきえ)」の技術を用いたジュエリーです。
漆器は英語でJapanと訳されます。
日本におけるその歴史は縄文時代まで遡るほど日本工芸と深い結びつきのある「漆」。
なかでも蒔絵(まきえ)は、海外には類例のない日本独自の漆芸技法として知られ、正倉院宝物にも見ることができる工芸技法です。
Classic Koのジュエリーを生み出す大下香仙工房は、初代・大下雪香が金沢で習得してきた高度な装飾技術を要する加賀蒔絵を、故郷、山中の地に伝え広めようと明治27年に創業。代々、茶器や棗、高級万年筆などデザインから蒔絵の仕立てまでを一貫して手掛けてこられました。
そんな歴史の流れの中で、五代目・大下香征さんが立ち上げられたのがジュエリーブランドClassic Koです。
「古典的な、一流の、時代に左右されない」などの意味を持つClassic(クラシック)と、
初代より受け継がれる雅号からの「香/ Ko」に、その人の美意識・感性を香りとして纏うという意味を重ね、誕生したClassic Ko。そのジュエリーは、時代を経て受け継がれた「蒔絵・漆」の手技を駆使しながらも、現代の感性によって継がれる独自のミックス感覚を持った美しさを築いています。
漆で絵模様を描き、その漆が固まらないうちに金粉や銀粉を蒔いて定着させ模様をあらわす「蒔絵」。
Classic Koの蒔絵ジュエリーは、金銀の優しい煌めきと、それに妙ぜつに色合いを添える漆、繊細でストーリーを感じさせる魅力的なデザインと、それを充分表現する工芸士の繊細な技術とが、他にはない「身に着ける芸術品」として、装う人に自信と喜びを与えてくれます。
このリング は、「昔むかしあるところに…」おとぎ話の始まりをイメージさせるような「Once upon a time」がテーマの「Doll」シリーズ。
オリジナリティ溢れるClassic Koの代表的なデザインです。
最初はお客様のご要望から生まれた「Doll」。
そのお顔立ちの愛くるしさから顔だけのモチーフのリングが生まれました。
梨地漆と金の蒔絵のボブヘアスタイル。金の葉っぱの襟飾りや、螺鈿のブルーの目をした女の子はどこかお茶目な表情で、見るとふっと和む可愛らしさです。
子供の頃好きだったお人形。大人になっても可愛いものはみんな大好きですね。このリングは大人だけが楽しめるお人形(Doll)といえるでしょう。
リング部分には羽や葉脈をイメージさせるような刻みが、少しモードで大人っぽい雰囲気を添えています。
フリーサイズリングでありながら、指の腹側ではなく、トップモチーフの裏側でリングと接合する形で仕立てられているので、フリーサイズの指輪にありがちな衣服などへの引っ掛かりが少なく、サイズもある程度大きくしたり縮めたり調整していただけます。
一見すると、フリーサイズリングには見えず、大人の品格を損なわない仕立てです。
ボリュームは少し大きめで個性的なデザイン。リングの個性を生かすシンプルな着こなし、またリングに負けない個性的なファッションで人とかぶらないお洒落がお楽しみいただけます。
- サイズ/モチーフサイズ:約20×18×3mm(縦×横×厚み)、リング幅約4mm
リングサイズ:9号〜15号くらいまで(購入後調整可能なフリーサイズ仕様です)
- 材質/モチーフ:白蝶貝 蒔絵:本金、銀、漆、夜光貝
- 材質/リング:真鍮にシルバーロジウムコーティング
- 伝統的な蒔絵の技術と天然素材を使って仕上げられています。
一点ずつ手作りのため、色味と形状が写真と若干異なる場合がございます。
ご了承下さいませ。