西川美穂 ミルクピッチャー
金沢で制作する金工作家西川美穂。柔らかな印象の彼女から生まれてくる作品たちからは、いつも凛とした芯の強さと、優しさが伝わってきます。
持ち手が真鍮、本体が洋白(銅の一種、合金)のミルクピッチャー もまた、その空気を放つ作品です。ひと槌ひと槌、打ち出して作られた形は底が丸く、そのままでは不安定に転がってしまいそうなところを、鋭角な持ち手が床に手をつくように支えています。
この不安定と安定の間の絶妙なバランスが、カフェタイムを楽しくしてくれそうです。
真鍮の金色、洋白のやわらかな銀色に温かみを与える不規則な鎚(つち)目模様など、まるでアクセサリーのように美しいミルクピッチャー。
ミルク、シロップを入れるほか、オリーブオイルをテーブルサーブする時になどに使うのはいかがでしょうか。
- サイズ:小 約縦2.3φcm × 高さ2.8cm×幅3.5cm (持ち手含む)
- 大 約縦2.3φcm × 高さ4cm×幅3.5cm (持ち手含む)
- ※一つ一つ手作業で制作しておりますので商品により大きさに多少の差異がございます。
- 材質:真鍮(銅と亜鉛の合金)、洋白(銅・ニッケル・亜鉛の合金)
<西川美穂>
1979 石川県金沢市 生まれ
2003 金沢美術工芸大学 工芸科 卒業
2006 金沢卯辰山工芸工房 金工工房 修了
2006~ 金沢おしがはら工房を拠点に制作
2008~ 金沢市野町に「NICHE」を立ち上げ制作
2020 工房を改修しギャラリースペースを併設
「アトリエ+ギャラリー カナモノアトリエ Nishikawa Miho」
2004 伊丹国際クラフト展 入選
2006 高岡クラフト展 メタルマテリアル賞(’ 04 入選)
2007 朝日クラフト展 入選(同’ 08)
2008~ クラフトフェア松本、工房からの風、灯しびとの集いなどのクラフトフェアに参加
2005 『INSPIRED SHAPES』小山織 著 作品等掲載 講談社インターナショナル編集局 刊行
2008/2009/2014 ホテル日航金沢 客室アートワーク制作
<真鍮製品のお取り扱いについて>
持ち手の部分は真鍮製 (銅と亜鉛の合金) で、 本体は洋白製 銅ニッケル 亜鉛の合金) です。
どちらの金属も年月と共に空気中の成分や食品中の成分と反応して
変色する性質をもっています。 変色が気になるようでしたら、スコッチ
ブライトのようなもので磨いていただくかクエン酸やお酢、レモン汁で
さっと磨くと輝きを取り戻すことができます。
ふだんのお手入れは、中性洗剤で洗っていただいた後、ふきんなどで水気を拭き取ってください。
長時間、ケチャップやソースといった酸性のものに浸したままは避けてください。
普段のお手入れは中性洗剤で洗っていただいた後、布巾などで水気を拭き取ってください。
真鍮、洋白どちらの金属も年月と共に空気中の成分や食品中の成分と反応して変色する性質をもっています。お酢やソースなど、酸性のものを長時間入れないでください。