吉野桧 三宝(さんぽう)
三宝と書いて「さんぽう」とも「さんぼう」とも呼ばれるこのお品。一番良く見掛けるのが正月、その次がお月見の頃でしょうか。
みなさんはきっと、お正月には鏡餅、お月見には月見だんごが盛られている姿を思い浮かべられると思います。それらはどちらも神様にお供えしているお食事。そう、三宝は神様のお食事を盛る器なんです。
台になる部分には四面中三面に宝珠(ほうじゅ)という宝の珠を象った窓が明けられています。宝珠はツンと尖った方が上、宝珠の向きに合わせて台の上下を覚えましょう。神様にお向けする面は窓のあいていない面、この面が正面になります。台に乗せる折敷(おしき)には一ヶ所だけ留めがあります。この面が背面なので、留めのある面の対象面が正面になります。台と折敷、各々の正面を合わせるのが正しい使い方です。折敷の上に白い和紙を敷いて神様のお食事を盛りつけます。
三宝の素材は桧の白木が一般的で、人生の結婚や新築などの人生の節目やとてもいいことがあった時や逆に悪いことがあった時などに買い替えると良いと言われています。hitofushiの三宝は桧材を使用し、折敷の端を桜の皮で留める昔ながらの技法で仕上げ。床の間のないマンションなどにもお供えしていただきやすい小さめのサイズです。
お正月用の鏡餅は、お餅を扱っておられる和菓子屋さんに三宝の寸法を伝えるとちょうど良い大きさで作っていただけますよ。
・材質:桧(吉野産)
・寸法:4寸/折敷約12cm角 台座高さ約8cm 全体高さ10.5cm
・寸法:5寸/折敷約15cm角 台座高さ約9.5cm 全体高さ12cm
・天然素材を使用した手作り品ですので木目や形状が一点ずつ異なります。