広島県宮島 桜の木の丸柄ななめしゃもじ
杓文字の産地、広島県宮島の飯杓文字です。
美しい木目でなめらかな木地の桜の木を使用しています。
宮島で杓文字が産業となったのは寛政年間。光明院の修行僧「誓真」が、弁天のもつ琵琶と形が似たしゃもじを宮島参拝のみやげとして売ってはどうかと島民に勧めたのが始まりと言われています。それから脈々と作り続けられてきた杓文字。今では杓文字のことを別名「宮島」というほどの産地となりました。
伝統の中で試され改良されてきたカタチはシンプルで持ちやすく使うほどに愛着が増します。
昔は何軒もあったという製造所もすっかり少なくなった今も、杓子を作り続ける宮島工芸製作所さん。宮島にある工場をお邪魔しました。
桜材に直接描かれた型を切り抜いていきます。隙間には小さな商品の型を取り、わずかな木材も無駄のないようにされています。前後の大まかな刳りは、個体差が生じないように型に固定して削られていきます。
最終的にきめ細かなヤスリで滑らかになるように丁寧に仕上げられます。
丸柄ななめしゃもじは切るようにご飯が混ぜやすいので、酢飯などをつくるときにおすすめのかたちです。
ご使用前に30分ほど水に浸けておけば、ご飯粒がくっつきにくく
ストレスなく使うことができます。
使用後、しっかり乾燥させる必要はありますが、
木の経年変化を楽しめる杓文字です。
木目は一点ずつ異なります。どんな木目が届くかはお任せくださいませ。
- 材質:桜
- 寸法:長さ約20.6cm 幅 約6.3cm
- 水に浸けたまま、濡れたままで長時間放置しないでください。
- 食洗機や乾燥機はお使いにならないで下さい。
- 直射日光をさけて、風通しの良いところで保管してください。