智頭杉の曲げわっぱ/小判
曲げわっぱとは杉の薄板を曲げて作る器のこと。
「美味しそうに見える!」「ご飯が美味しくなるって聞きます!」と、関心のある方が多い暮らしの道具の一つです。曲げわっぱには、仕上げによって三種類に分けることができます。ひとつはウレタン樹脂塗装仕上げ、もうひとつは漆仕上げ、最後のひとつは白木仕上げ=無塗装仕上げです。
ウレタン塗装仕上げは木の表面に膜を作るため具材のシミや油染み、カビの心配がないのでお手入れが簡単です。ただ、表面にできた樹脂膜によって、木の持つ本来の調湿効果と防腐効果は期待できません。
漆仕上げはウルシの木の天然樹脂を塗装していますのでシミや油染み、カビの心配もありませんし、天然の調湿効果が完全に損なわれることはありません。ただ、塗膜に傷をつけないように取扱いには注意が必要です。
白木仕上げは、杉の機能を妨げる加工は施されていませんので調湿、防腐の効果でご飯がおいしく保てます。代わりに、充分に乾燥させることを心がけないとカビの心配があります。
お弁当を詰めた時の美味しそうな見た目が曲げわっぱの良さの一つですが、hitofushiが一番おすすめしたい点は杉の持つ機能面です。お弁当の蓋を開けた時に水滴がついているのをご覧になられたことがありませんか。ご飯やおかずはいくら冷ましてから蓋をしたとしても湿気を出します。水滴になった湿気は、ご飯やおかずに移ってご飯粒をブヨブヨとふやけさせたり、おかずやご飯の傷みを早めさせたりします。
この余分な水分を吸い込んでお弁当箱の中の湿度を調整してくれるのが「木の持つ調湿機能」で、これにより白ご飯が美味く傷みにくいお弁当にしてくれるのです。せっかく曲げわっぱのお弁当箱をお使いになられるのであれば、是非「白ご飯が美味しい!」という最大の魅力が実感できる白木のものをお使いいただきたくて、hitofushiのオリジナル曲げわっぱ弁当箱は無塗装仕上げにこだわりました。無塗装である限りカビのリスクをゼロにすることは出来ませんが、洗った後ふきんで隅まで水分を拭くことと、必ず完全に乾いてから使うということとを守っていただくことでカビは生えにくくなります。(一日置きでお使いいただくのが理想的です)
使用している智頭杉とは鳥取の銘木で、吉野杉と双頭をなすと言われる品質の杉で、きめ細かな柾目で美しいのが特徴です。
内容量は500ml 。深さがあるのでたっぷり入ります。女性であれば十分のサイズですね。おかずとご飯を分けて入れやすい同素材の仕切り板は、あえて側面にきっちりはまる幅ではないので、ご自分のお好みのご飯量の位置に合わせて便利にお使いいただけます。(ご飯を入れてから仕切りを入れておかずを詰めるとお使いいただきやすいです)もう少し小さめの丸型はこちら。
ご家庭で少量のご飯が余った時には、お櫃代わりにご飯の保管にお使いいただくことも出来ますよ。
天然素材の持つ素敵な機能を活かして、美味しいお弁当生活を始めてみませんか?
・サイズ:内寸横16.5×縦9×高さ4.5cm
・内容量:500ml
・素材:鳥取県 智頭杉
・食洗機や乾燥機はお使いいただけません。
・洗った後の水分は良く拭き、風通しの良いところで充分乾燥させてください。
・濡れたまま、湿った状態で長時間放置しないでください。