水筒ポットを洗うシュロたわし
シュロたわしの製造元、高田耕造商店さんにhitofushiオリジナルで作っていただいた水筒やポットなどを洗うためのシュロたわしです。
麦茶ポットなど、手が入りにくい太さの長い容器を洗うのにとにかくおすすめで、使い続けることで茶しぶ落としにも効果があります。頭の部分がくるんと丸いので、途中でシェイプしているボトルや、肩のある瓶などの、棒状のものでは洗えない部分にも気持ちよく毛先があたります。
そのままの形状でしたら約5cm径に。4枚目の写真のようにたわしの部分を持ちながらゆっくり伸ばすことでさらに小さな径の口にも入れることができます。(写真5枚目)※注意 木の柄を持ちながらは曲げないでください。
ガラスの器の美しさは透明感あってこそ。わかっているけれど洗えないことのイライラ、少し解消できると嬉しいです。
シュロとはヤシ科の植物。その幹に巻き付くように覆う繊維状の皮がシュロ製品全般の材料になっています。水に強いため昔は魚を獲る網に使われていたそうです。液体洗剤が登場し、スポンジが使われるようになるまで、シュロのたわしはお台所で大活躍していました。国内のシュロだけでは足りなくて中国からのシュロ皮も使って作られていたようです。ところが、一旦洗剤+スポンジが広がり始めると需要が減り、国内ではシュロ皮を生産していても農家さんの生計が成り立たなくなり、国産の材料が手に入らなくなってしまいました。その後もシュロたわしは中国産のシュロの皮を使ってなんとか作られ続けます。
ほんの数年前まで、国産のシュロ皮をつかったタワシは作れない状態になっていました。そんな状況から、もう一度国産のシュロ皮でタワシを作りたいと活動を始められたのが高田耕造商店さんでした。努力の甲斐あって、現在は非常に高額ながらも少しずつ国産のシュロ皮を使ったタワシも市場で手に取ることが出来るまでになっています。
こちらのタワシは、中国産のシュロ皮を使って高田耕造商店の職人さんがていねいに仕上げられた国内生産のタワシです。 洗剤が無かった時代に汚れを落とす役割を果たしていた道具ですから、使ううちに茶渋も綺麗になってゆきます。ポットやボトルの振り洗いから是非卒業してくださいね。
- 材料:シュロ(中国産)/製造は和歌山です。
- サイズ:長さ(たわし部)約15cm 全長 約33cm 幅約6.5cm
- 木製ハンドル部分は薬品による防腐処理を施していません。使用後はたわし部を下に吊って保管してください。