岡山工芸/金封袱紗 ONE TONE
「手描き京友禅」は、和装に馴染みのある方にとっては憧れの着物の一つとして親み深い品ですが、それ以外の方には縁の少ないものかもしれません。
江戸時代前期から京都で生まれ発展し生産されてきた、伝統ある模様や華やかで優雅な絵柄で染められる手描き京友禅は、世界からも評価される日本の伝統的工芸品でもあります。
そんな職人の伝統を300年以上も受け継いできた京友禅『手描き染め』は、
図案から下絵、彩色など仕上げまで約15〜20程度の工程があり、現代でもそれぞれに専門の職人が従事して作り上げられています。
すべてが手作業 かつ繊細で緻密な高い技術が求められるため、現在では大変希少なものとなっています。
京都で50年余り続く岡山工芸さんは、日本初の手描友禅・女性伝統工芸士である岡山武子さんをはじめ、手描友禅の伝統工芸士が3名揃う手描京友禅のメーカーです。
その岡山工芸さんが立ち上げたブランド「ONE TONE」。
日本の伝統技術である手描き友禅の良さをより身近に感じてもらうため、袱紗や念珠入れが展開されています。
美しい手描き友禅の世界で作り出されたONE TONEシリーズの袱紗。
工房内で制作している着物や帯と同様、伝統図案を用いて流れる筆使いや温かみのある色調で描いた優雅ではんなりとした美しさは、一般的になったインクジェットプリントでは表現することのできないものです。
着物となると大変高価な逸品になりますが、ONE TONEシリーズなら気軽に手描き友禅を持つ楽しみを味わっていただけます。
絹の上品な風合いや伝統の色柄など手描き京友禅の歴史や技術を取り入れながら
モダンなデザインで、年齢や男女を問わずどなたでもお使いいただけます。
白とグレー、それぞれを反転させたモノトーンで京友禅の古典図案をシンプル且つダイナミックに表現されているデザインからは、色彩がなくても手描き友禅の魅力が充分に伝わってきます。
品名は金封袱紗ですが、本来の使い方にとらわれず、通帳などの収納の他、お財布などにしても。さまざまなアイデアでご自分流にアレンジしてお使いください。
伝統的工芸品を日常に取り入れると、愛着が生まれてきます。永く愛され続けるその理由を、日常の中で感じてみてください。
ご自分用にはもちろん、独り立ちされるご家族やご結婚される方への贈り物にされたり、外国の方へのお土産にされても素敵ですね。
別売でONE TONEシリーズの組紐(5色)がございます。
組紐も、京都で発展してきた歴史ある伝統工芸品です。
ONE TONEシリーズのオプション組紐は、絹100%で組み上げられた職人手作りの一点もので、上品な風合いや繊細な編み目、優美な光沢、伝統の色がとても美しいお品です。
着物と帯のように、同じ袱紗でも合わせる組紐の色で「シック」「華やか」「優雅」など・・・印象がガラリと変わります。一つの袱紗に複数色の組紐をご用意いただき、お祝いの席、お悔やみの席、季節や気分、ご主人が使う時と奥様が使う時など様々なシーンに合わせてお使いいただくのもおすすめです。
色のバリエーションについては。詳細は、組紐のページをご覧くださいませ。
- 原材料:表地 シルク100% 裏地 レーヨン
- サイズ:幅120mm×奥行213mm×高さ8mm
- 製造国:日本
- 取り扱い上の注意:水ぬれにご注意ください