阿部産業 KINU HAKI/縞-金茶 室内履き
山形の伝統の織物、米沢織をご存知でしょうか。
舞の稽古などを嗜んでおられる方でしたら正絹織袴の生地として馴染みがあるかもしれません。
厚地で硬く織られた米沢織の袴地は、歩くときの衣擦れの音が耳心地良く、長く正座をしていても立った瞬間に縫い目のヒダが折り目正しく戻る・・・まさに「緊張感ある日本の美」を象徴するような織物です。
同じ山形に谷地というスリッパ作りを伝統産業にもつ地域があります。
こちらの「KINU HAKI」という製品は、その谷地で大正8年の創業以来変わらず、丁寧に全ての製品を手作りされている阿部産業さんが、山形の二つの伝統を活かして形にされた「日本の美しい高級室内履き」です。
米沢織ならではの張りと光沢。きしみを感じさせる手触り。正絹袴を思わせる折り目正しいととのえ。
どこをとっても美しいたたずまいは、道具の枠を越え、室内で足元を装う装飾品という新しい世界を生み出したようです。
もちろん美しいだけではありません。
絹ならではの暖かさ、伝統の技が生み出す履き心地の良さなど、その仕立てには室内履きを作って100年の誇りを感じます。
同布の袋は別売ですが、気持ちよくおさまる姿がまた素敵で、旅をご趣味にされている方への贈り物にされると、旅先や道中を一層楽しくお過ごしいただけそうです。日本を感じる美しい品なので、外国の方へのプレゼントにもいかがでしょうか。
お手入れ
撥水加工がされておりますが、汚れ・シミが付いたときは、速やかに水を含ませたタオルを当て、汚れ部分を吸い込ませるように押し当てて叩き拭きします。その後、乾いた布で完全に水分を取って陰干ししてください。頑固な汚れ・シミは専門のクリーニング店にご相談ください。
Size L 25〜26.5cm
素材 表生地:絹 100% 撥水加工
Made in 山形県
2009年度 グッドデザイン・日本商工会議所会頭賞受賞